西村和雄の紹介

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西村和雄の経歴

1945年、京都市生まれ。

京都大学農学部修士課程修了。環境科学総合研究所、京都大学助手、京都大学フィールド科学教育研究センター講師を経て、2007年、京都大学を退職。京都大学農学博士。

退職後は、晴れて「農」にいそしみ、京都府の農村で晴耕雨読に明け暮れる。かつての専攻は植物栄養学だが、現在は有機農法のジェネラリストとして国内にとどまらず、海外もてがけている。2008年には京都府南丹市で有機農業の塾を始めた。

< 『スローで楽しい有機農業コツの科学』七つ森書館 2004年。
『おいしく育てる菜園づくりコツの科学』七つ森書館 2008年。
『おいしい野菜の見分け方』(共著)バジリコ 2009年。
『おいしいほんもの野菜を見分けるコツ百科』七つ森書館 2009年。他
(『おいしいほんもの野菜を見分けるコツ百科』の著者紹介に加筆・修正して転載)

有機農業の考え方(以下は、『おいしいほんもの野菜を見分けるコツ百科』より著者の許可をえて引用)

有機農業が目指すもの
現地にあって未利用になっている自然の資源をどれだけうまく使って、どこまで持続可能な農業ができるのか―それが、有機農業の本当の意味のアイディアなのです。だから「安全・安心」という以前の問題として「どれだけ持続するか」が、有機農業のポイントでもあります。―(略)―資源を無駄に使うことなく、その土地にあるありふれた自然の資源に、どれだけ注目し、それをうまく活用できるかどうか。それが有機農業に課せられた大事な仕事でもあります。
有機農業の定義
「有機農業」の定義は、人によってバラバラなのですが、私なりに以下のように定義をしました。「有機農業(自然農法を含む)は、農地および農地を取り囲む周辺の自然生態系(ある程度人工的な撹乱は受けてはいるが)に賦存する自然資源(土壌中の生物・土壌および有機物と地上の生物など)を有効かつ効率よく利用することによって作物生産を可能にする農業形態である。薬物を使わずに病害虫から作物を防御するか、作物自身の抵抗力をたかめ、耕地生態系が自律的に機能するような栽培・圃場管理などの方策を構築して、持続可能な農業生産をしようとする農業体系である」。
天地有機
一楽照雄さんという方が日本有機農業研究会を創設されたときに、「オーガニック・ファーミング」という英語を日本語に訳して、「有機農業」としました。「オーガニック」は「有機」でいいのかと迷い、当時ご存命だった雪印乳業を作られた黒沢西蔵さん(北海道の酪農学園大学もお作りになった方です)にお聞きになったそうです。黒沢西蔵さんはクリスチャンで、足尾銅山汚染で天皇に直訴した田中正造の弟子です。黒沢さんはやはり明治の漢籍の素養のあった方なので、「いい言葉ですね」とおっしゃったそうです。それは、「有機」という言葉には以下のような意味もあるからです。「天地有機」―「有」と「機」の間にレ点(返り点)を入れて、「天、地、機(とき)有り」と読みます。種をまくのも「機(とき)」。食べるのも「機(とき)」。収穫するのも「機(とき)」。人の子が生まれるのも「機(とき)」がある。そういう意味が「有機」という言葉だと教えられたそうです。これが「有機農業」の「オーガニック」の、本当の意味なのです。
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